有名人百合系SSまとめ
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┗持田香織A01
作者:◇Q2Ur+5p4
ピンポーン

中島の家のインターホンが鳴る。躊躇も無く玄関の扉を開けると、そこには可愛い恋人が立っていた。
「みかちぃ、遊びに来たよっ」
持田香織は中島よりも年下には見えない、純真そうな笑顔を向けて中島に抱きつく。
「もっちー…遅かったねえ」
中島はやや拗ねたように唇を尖らせた。
「ご、ごめんね?その代わりほら、お土産買ってきてるんだ」
持田は手に持った袋を中島に差し出す。それを受け取った中島は顔を輝かせた。
「苺?」
「うん、みかち、苺好きだよね?」
「ありがとう!あがりなよ」

部屋に入り、2人は暫し無言で皿に出した苺を食べ始める。苺は残り、1つだけ。
「最後のいっこ、もーらいー」
白い手を伸ばし、最後の1つを取ったのは――持田だった。
「あ!もっち、最後の1つ!」
「ひーれほー(いーでしょー)」
持田は見せびらかすようにわざとゆっくりと苺を噛む。
「・・・」
中島は無言で持田の手首をひっぱり、顔を近づける。
「?なぁに、みか」
ちぃ、と持田が言い終わらない間に中島は持田の唇を奪う。
「っ、ぁ、はっ…みか、ち」
舌を入れて、味わうように啄ばんでゆく。ようやく持田の唇が解放されたのは結構な時間が経ってからだった。
「最後の1つは、半分こね」
「何それ。みかちぃひどい!」
「そんな真っ赤な顔で言われても怖くないですよーだ」
中島は愛おしそうに持田の髪の毛を撫で、もう一度唇を味わい、

「わ、ちょっと!みかち、ぁっ」
中島の手が、持田の服の中に滑り込む。
「いやだ…ちょっと、やめてっ」
「もっち、顔真っ赤だよ?可愛いなぁ」
そう言われて、真っ赤だった持田の頬が更に朱に染まる。

中島の手が持田の胸を柔らかく揉みあげている。
「やっ、ぁ、みかちぃ、いい加減に…っはあっ」
「あれ?もっちーもしかして、感じてる?」
そう言う中島の顔は、心なしか楽しそうだ。
もともと小柄で力もなく、うまく抵抗出来ない持田は、ただ声を出すしかなかった。
「んっ…はぁ、は…ぁ…」
持田の呼吸が乱れ始める。
「もっちー、気持ち良いの?」
「ちが…っ…ぅ!うぁ…や…ああっ!」
持田が否定し終らない内に、中島の手が持田の下腹部へと伸びた。

「あれぇ、どうしたの?すごく湿ってるんだけど、ここ」
中島が、持田の秘部を下着越しになぞりながら言った。不意に指が淫核に触れる。
「ふ…っ…ぁん…あぁぁあ!」
持田はもう抵抗する気力をなくしていた。中島を押し退けようとしていた腕は、いまや彼女にすがりつく形になっている。
「ふふ、もっちー、ココ好きだもんねぇ」
中島は笑った。その指で、持田の陰核を擦りあげながら。
「あ、あぁっ…んん…っはぁ、はぁっ!はうぅ…」
ひくひくと体をひきつらせながら、持田は喘ぎ続けている。限界が近いようだ。
それに気付いたのか、中島が指の動きを速める。
「ひぃ…っいぁ…やっ!みか、ち、も、だめっ…」
「もっちー、可愛い…」
「んっ、あぁあっみか、ちぃ…っあ…?」
もう少し、というところで突然、中島の手が止まった。

「み、みか、ち?」
「そういえばもっちー、最後の1つ食べたんだから、何かお仕置きしないと」
「え、やだ、ちょっと、」
中島は持田の履いていたズボンに手をかけ、下着ごとスルリと脱がした。
「や、やだ…!恥ずかしい、から…っ」
「もっちー、ココも真っ赤だよ?苺みたいだね」
赤く染まった『苺』――もとい持田の陰核をまじまじと見つめながら持田に囁く。
「や、だ…見ないで…はずかし…」
中島はその言葉を無視して、顔の位置を下腹部に移動させる。
「はあぁんっや、だっだめぇ…っ」
ゆっくりと、丁寧に、溢れた愛液を舐め取るように、中島はそこを舐め始めた。
「み、みかち、そこ、やだ、汚い、からっ…も、やめっ…」
「汚くないよ?もっちーのだもん。それに」
わざといやらしい水音を立てて、持田の秘所を舐める。
「こんなになってるのに…やめてもいいの?」
「…っ、…だ」
「何?聞こえないよ?」
「や、だ…やめちゃ…いや…」
持田のその回答に満足したのか、中島は再度舌を動かす。
「ぁあ…っん、も…だめ…っみか、ち、」
「いいよ、イっても…」
卵の黄身を割らないように舐めるように、中島の舌はやわらかく動いた。
「はっ…あぁああっも…い、くぅうぅっ」
持田の腰が一瞬浮き、意識が霞んだ――

20分後。
「もうありえないっなんでみかちぃはいっつもいっつもいきなりあぁゆうコトを…っ」
「いいじゃん、もっちーだって割とノリノリで感じてたじゃん」
「ぅっうるさいですっ絶対に!次からはやめてよ!」
「次から、てことはまたヤらせてくれるんだ?」
「みかちぃ…っ!」
「お、怒らないで…ごめんってっ」

エンドレスに続く口げんか。2人にとって、それが平凡で、日常で。
「そんなに苺欲しかったの!?実はまだあったんだよ?!」
袋から苺をもう1パック取り出す。
「え?い、いや別にそこまでして――」
「もー苺くらいで子供だなーみかちぃは。はい、あーん」
「…」
持田の指から直接苺を啄ばみつつ、別に苺はただヤるための建前だったのに、と心の中で中島はつぶやいた。
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