二次元キャラ系SSまとめ
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┗茉莉花×小梅A31
作者:むらさめ
◆キャスト
茉莉花(ジャスミン)…木下あゆ美
小梅(ウメコ)…菊地美香
[RUSH LIFE!]


公私にけじめを付けるってのは、私達の暗黙のルール。
だけど、人間。
たかだか、人間。
我慢が出来なくなって歯止めが効かなくなる事だって、往々にしてある。

「お疲れさま〜〜」
「はいな、お疲れ様」
デカマシンの格納庫に帰り着いてからマシンドーベルマンの中でお互いをねぎらい合って・・・

「キスだけだよ・・・?」

唇を奪い合った。
『歯止めが効かなくなる時』ってのは・・・アリエナイザーをデリートし終わった後。
いくらスペシャルポリスでも人の子、デリートは心が痛む。
ましてやワケありのアリエナイザーなら尚更、普段より乱れて求め合っちゃったりする。

いつもは二人っきりになってお茶でも飲んで、落ち着いたら一戦交えるんだけど・・・私もウメコも、今日はそんな我慢も出来ないみたい。


ウメコからの口付けの後、今度は私からのディープキス。
サイドシートを倒してフラットにして、身体をくっ付けながら唇も吸い付けて、舌を絡め合わせる。
歯列をたどったら、さらさらした唾液が私の喉に注ぎ込まれてくる。
興奮で熱くなった吐息の匂いと、甘い汗の匂いが鼻を刺激する。
唇を離して、口の横に付いてた唾液の滴をチュッ、と吸った。

あ〜あ、やっちゃった、車の中のキス。

「いいのかなぁ、車の中だよ?」
「何をおっしゃるウサギさん。ウメコ・・・ヤなの?」
わざとらしい声で、色っぽく囁いてみる。
ぶっちゃけ、制服でするのは嫌じゃなくなってた。
『オフィスラブ』ってヤツも、たまにはいいかな、って。

「ヘンタイ!エッチスケッチ、マイペット」
鼻を軽く摘まれた。
えげつなぁ、それはなくってよ?
つれないなぁ・・・っていうより、恥ずかしがってるの・・・?

手を翳すように彼女の前に差し出した。
邪魔な黒革の布切れを咥えて外された後、噛み付くように手を握られた。

――はやく――

そして手の甲にキスをしながら、思ってることを伝えてくる。
うそつき。
言ってる事と考えてる事、バラバラだよ?
ホントの事言っただけなのに、頬を真っ赤にして膨らませながら視線を叛けた彼女の制服のジャケットを開いて、薄いアンダーの上から胸を弄った。
膨らみって呼べるほど胸は無いけど、形は悪くない。
かわいい乳房は汗で湿っててシャツが張り付いてて、中心が固くなってる。

「さわるよ」
首を縦に振ってるけど・・・横に振ってたとしても、止めないよ。
シャツを捲って後ろに手を回してブラのホックを外して、肌を啄ばむ。
クンッ、と鼻を鳴らして甘い汗の匂いを吸い込みながら、両方の乳首を交互に舐めてしゃぶった。
「・・・あぁっ・・・んぅくっ・・・」
乳首の周りに軽く歯を立てたら、ことさら上ずった甘い声を上げて肌を脈打たせる。

「声上げちゃダメだよ、ウメコ」
「やぁっ、だってぇ・・・」
そんな声上げないでよ、オーバーヒート起こしちゃいそう。
貴女の言葉で言うとしたら・・・チョー可愛い。

ちょっとだけ、苛めちゃおっかな?

スカートをめくった私はホットパンツを下ろして、太股の付け根に顔を近づけた。

「ふぁ・・・あん!」
パンティ越しに何度も舐め上げてからふうっ、と息を吹きかけると、ちょっとずつ横から染みはじめる。
キュッと布を食い込ませて何度も擦って、入り口の周りに付いた蜂蜜みたいな粘っこい蜜を舐った。
ちょっとずつ、車の中の匂いが変わる。
シートのレザーの匂いが、甘酸っぱい匂いに変わっていく。

「待って・・・一緒にしたいよ」
「え?」
「だから、一緒に・・・お尻こっち向けてミソ?」
うん、『ミソ』の使い方、ご名答。
いいよ、ご褒美あげる。

私の目を見て、切なそうに見つめるウメコが愛しい。
びしょびしょに濡れたパンティを毟り取ってから、ブーツとホットパンツを脱いでシートに跨って彼女の頭に下半身を向けるようにして覆い被さった。
スカートをたくし上げられて、パンティの脱がされて剥き出しにされたお尻を撫で回されながらキスされた。

「あん・・・ぁ」
草むらを唇でいたずらに引っ張られるだけで、おかしくなりそうになる。
舌の腹を広げて、めいっぱい舐められる。
花びらも、内側も、紅く膨らんだ濡れた核を何度も往復されると、ぶるっ、と脚が震えた。
私も彼女の入り口を指で割って、舌で抽送を繰り返した。
彼女の呼吸が、後ろ側に触れる。
「あっ、まだ・・・」
だけど私の拒絶は関係なしに、ウメコはつぼみを舐めてきた。

「あぅ・・・あ・・・汚い・・・」
自我が保てなくて、シフトレバーを握り締めてた。
チロチロ舐められてから、ヌルッと舌先が入り込んで動く。
身体中舐め尽くされてるみたいだった。
腰から力が抜けて、彼女の顔の上に下半身が落ちそうになる。

本当に、どうしようもないな、私。

まだ洗ってもない女の子の場所と、お尻舐められて気持ちよくなってるなんて。

「もうだめ・・・ウメコ・・・」
「ジャスミン、一緒にいこうよ・・・・・・」

――もっと、名前呼び合いたかったのに――

考えてたのは、一緒のこと。
熱くなる身体を委ね合って、一緒に波の中に飲まれた。


アリエナイザーの報告会議まで、もうちょっと時間がある。
コトの後、私達はマシンドーベルマンの中で余韻に浸る・・・っていうより、行為の疲れでぐったりしてた。
窓開けて換気しとかないと、何かで他の誰かがコレに乗っちゃった時、困るからね。

「ねえ、ジャスミン」
「ん?」
「よかったね、たまには・・・」
何が?って言おうとしたら、手を握られてた。

・・・カーセックスって、そりゃ古めかしい言い方だから、言葉にしたくないよね。

「またしよっか?」
「よろしくってよ〜〜。ま、わたしはいつでもいいけど」
「今からでも?」
「よろしくってよ!ああんきてぇ〜〜」

じゃれる私達を引き離すように、ライセンスが鳴った。
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