二次元キャラ系SSまとめ
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┣レミ×ナギサB01
作者:139
◆キャスト
レ ミ…鈴木えみ
ナギサ…新垣結衣
ナギサ「レミ、くっつきすぎ」
レミ「良いじゃん別に」
ナギサ「良くねーよ」
レミ「なんで?」
ナギサ「だってよぉ…こんなベタベタしてるとこ他のメンバーに見られてみ?
あ〜ナギサさんとレミさんってネコとタチな関係だったんだ…って思われちゃうじゃん?」
レミ「思わ…れても良いけど?」
ナギサ「………なっ!そ、そこは『思わねーよ』って言うとこだろ!」
レミ「ナギサ顔赤いよ」

ナギサはレミの下着に手をかける。
しかし、申し訳程度にホックをつかみはするも、どうしてもその先に手が出ない。
ここから先は、ナギサ自身何回繰り返しても、どうしても慣れないのだ。
時々ナギサは、レミとこうしていても、今自分が見ているのはすべて夢のような気がしてくる。
たとえば、今レミの目が怪訝そうに自分を睨み付けて「何やってんの?」と軽蔑の言葉を投げかけたとしたら、
「ああ、やっぱりこれはあたしの妄想だったんだ」と納得してしまいそうな自分がいるのだ。
ナギサの中には今すぐにもっと触れ合いたい衝動と、何か失敗をして、大好きなレミに見捨てられたらどうしようという不安がある。
そんなことを考えながら、ぐずぐずといつまでも下着をいじっていると、手が震えてるのがばれてしまったのか、それともいつまでも伸びてこない手にじれたのか、レミがふ、と笑った。
「どうした?」
「わ、悪い」
そんなナギサに、レミは『お前さっきからそればっかり』と言うと、手のひら全体で頬を撫で、目に口付け、髪を指でとかしながら、そっと両腕を回してナギサのブラジャーをはずしてくれる。
そして、
「好きだよ」
と最高のタイミングを見計らったかのように口にするのだった。

一番聴きたかった言葉を聞いて泣きそうになっているナギサに、さらにレミは彼女の下着もそっとはずし、その身体をぎゅうっと抱きしめた。
「あたしは、お前とこうしてるときが一番幸せなの」
「レミ……」
裸の肌が密着して、融けあうように触れ合った先から、お互いの体温が、幸せすぎるくらいの暖かさで伝わってくる。
「ナギサはちゃんとそれ、わかってんのか?」
レミはそこまで言うと、きつく抱きしめていた身体を少し離して、ナギサに向き直る。
そして、答えを待つような目で、ナギサを上目遣いで見つめるのだった。
「あ……」
しかし、その真剣さに、ナギサはうれしくてどうしようもないような、だけどそれ以上に驚いたような気分になってしまい、言おうとした言葉を、最後まで伝えることができなくなってしまう。
ナギサにとって、今自分を見つめているレミの姿は、普段からはまるで想像もつかないほど不安げで、ひどく頼りなげに思えた。
それを見て、ナギサは思う。レミも、自分のように不安になることがあるのだろうか。
自分のように、相手の気持ちを確かめたくて、だけどその方法がわからずに、結果として何もできないまま困り果ててしまうようなことがあるのだろうか。と。
もしそうなら、自分は絶対にレミを不安にさせたくないとナギサは思った。
この気持ちを伝えられないまま、誤解だけはされたくないと強く思ったのだ。
「わかってる……だからあたしも、……わかって、ほしい」
ナギサは決心したようにレミにそう言うと、レミはほっとしたように目を潤ませた。
ナギサはそれがそれがうれしくてたまらず、今度は自然に両の手をレミの頬に伸ばして、その唇に、ちゅ、と何度もキスを繰り返した。
そして、そのままレミの胸に手を降ろしてゆく。

「ん……」
まだ遠慮がちに動くナギサの指先に、それでもレミは少しずつ反応していく。
そんなレミの姿を見ていると、ナギサはさっきまでとは嘘のような速度で自分が理性を失っていっているのに気付き、少しだけ気恥ずかしくなる。
今の自分の手がいい例だ。最初はおずおずと触れているのが、次第に圧迫するように胸全体を包むようになり、何度も撫でて温度を感じ取ると、今度はつかんでその重さや柔らかさを確かめたくなる。
一体、自分はどれだけ貪欲なのだろうか。どれだけレミを欲しがれば、満足できるのだろうか。
「あ……っ、ナギサ……」
そんな、少しずつ激しさを増す愛撫の中、レミは片手は自分の口元に当て、快感をこらえるように指を噛みながらも、もう片方はナギサにしがみつくようにして腕を回して、震える指でナギサの頭を撫でてくれている。
ナギサはそれがうれしくて、レミに甘えたくて、ナギサはそっと頭をレミの胸に埋め、すでに痛そうなほど硬く張り詰めている乳首を、舌先でつつくように舐めてみる。

「ふぁっ……!」
密着したレミの胸は、かすかに香水の甘い匂いがする。
ナギサはしばらくその香りに酔いしれたあと、乳首の周りを円を描くように舐め、その次はそのものを口に含んで、片方の胸は手で遠慮なく揉みしだきながら、吸い付いたり、軽く噛んだりして、さまざまな方法で刺激してやる。
そのたびにレミは身体を後ろに反らせ、ベッドに頭をこすらせて、『あぁっ』、や、『んぅ……っ』といった、言葉にならないあえぎ声を、苦しそうな息のまま断続的に上げ続ける。
そこには、昔も今もずっとずっと好きでしょうがなかったレミが、あえぎながら、普段はまず見せないような表情と甘い声を、自分だけにさらけ出している姿があった。
ナギサはそれにたまらなくなり、すでに染みになるほどぐっしょりと濡れていた下着を降ろした。
「あ……」
必死で快感に耐えていたレミは、一瞬その動作に気付くことができず、そこが外気にさらされてからようやく、たじろぐような声を上げる。
離された下着からは、布に残された液体が、濡らしていた部分からぬくもりを惜しむように透明な糸を引いている。
「なあ、レミ……すげえ、濡れてるよ」
見たままを告げるナギサの言葉に、レミはすでに半分朦朧としたような表情を浮かべ、不意にやんだ愛撫がかえって苦しいのか、はぁ、はぁと涙目のまま眉を寄せている。
「これだけで、こんなに気持ちよくなってたのか?」
そして、そんな攻め句にさえ、レミは恥ずかしそうに、しかしうれしそうに、こくりと小さく頷くのだった。
自分がしたことで、レミがこんなにも感じて、こんなにも恥ずかしい姿を見せてくれている。
そう思うとナギサは、少しだけ自分自身が誇らしくなり、もっと気持ちよくさせてあげたい、と強く思った。
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