二次元キャラ系SSまとめ
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┣茉莉花×小梅A22
作者:むらさめ
◆キャスト
茉莉花(ジャスミン)…木下あゆ美
小梅(ウメコ)…菊地美香
先にジャスミン、次にわたし、二回触りあった。
薄目になりながら、重なる唇。

「ね・・・え」
「うん」
「私達、ちゃんとしたキスまだしてない」
「うん・・・大人のキス?ベロチュー?」

おどけてるの?
冗談言ったって、お澄まししたってかっこついてないよ。

まっかっかになりながら舌を出してはにかんだ。

取り繕うような笑顔を見せて、また唇を合わせた。
深く、合わせた。

細い唇は、思ってるよりぷにぷにしてて。
ジャスミンの・・・じゃない、女の子の唇って、こんなに柔らかいんだ。
もうわたしだけのものなんだ。

「・・・んっ・・・」

鼻腔に届く甘酸っぱい匂いと一緒に、舌が口の中に入ってくる。
つるつるした柔らかい感触が、歯列を擽る。
誘い出されるようにわたしも舌を入れて絡めた。
とろっと、唾液が溢れて注がれる。
痺れちゃいそうに甘い、さらさらした唾液だった。

身体がかあっ、と熱くなって、中心から疼きが湧き上がっていく。


唇を離しても、ジャスミンはまだ瞼を閉じたままだった。

「ぁ・・・」
ため息みたいな小さい声の後で目を開いて、潤んだ瞳で見つめられる。

「レッツラゴー、カモン」
わたしの手を引っ張りながら、ベッドを指差した。
「そうだね、やっぱここじゃ・・・」
「オフコース。ご飯食べるトコじゃお行儀悪いから」

何もかも持っていかれそうなキスで、ちょっとだけ忘れてた。

そうだ・・・今から一線乗り越えちゃうんだ。

だったらベッドのほうがいいなって思いながら、首を縦に振った。

ベッドの前で、全部脱ぎ捨ててその場に放り投げた。
脱がせっこなんてする余裕ないよ。
わたしはデニムスカートとトレーナー、ジャスミンはローライズのパンツとシャツ。
その後、ブラジャーもショーツも全部とって裸になった。

一緒にお風呂入ったことだって何回もあるから、身体は見慣れてるのに・・・なんだか異様に綺麗に映った。


抱き寄せられて、肌をぴったり重ねながらベッドに倒れこんだ。
髪の毛は、少しシャンプーの匂いがした。
わたしの乳房に押し付けられた大きな胸のふくらみの奥が高鳴ってる。
ジャスミンの内面、見てる気がした。

好き。

泣き出しそうなくらい、愛しい。

頬っぺたにキスされて、耳元に顔が近付く。

「あの・・・灯り、消さなくて・・・いいかな?」
「消さないよ、ウメコの顔見えないから」
「うん、そっか・・・それと・・・」
「何じゃらほい?」
「シャワーしてないけど、汗臭くない?」

どうでもいい会話を押し殺すように口で口を塞がれて、頬っぺたにキスを落とされてから、首筋に顔が近付く。

「・・・汗なんて、気にならない・・・」

吐息だけの囁きの後で、耳朶を唇で挟んできた。

「ん・・・ぁあっ・・・」

ぴちゃ、ぺちゃ・・・濡れて泡立つ音が、生温かい感触と一緒に耳の中に響く。
胸元にゆっくり、ゆっくり擽るように指が動いていく。
さわさわ触ってやわく揉まれて、勃ち上がった乳首をそっと摘まれた。
それから摘まれた場所に口付けされて、キャンディみたいに舐められた。
右と左、片方ずつしゃぶられてから不規則に、舌と指がお腹を這いまわっていく。

「・・・ひあっ、あはっ・・・ん、やっ・・・あぁあん・・・」

おへその回りをくるくる舐められると、たまんなくなって声が上がった。

今、触られてる部分は、キスされてる部分は・・・ずっと触ってほしかった部分で、キスしてほしかった部分で、感じる部分。

悲しいくらい、全部読み取られていく。

いつも求めてくるだけだった『あの人』より、何倍も、何十倍も、何百倍も気持ちいい。
愛撫だけで意識が遠のきそうになってる。


「ウメコ・・・」
ジャスミンは顔を上げてわたしの名前を呼んで、太ももの間に右手を滑り込ませてきた。

何となくわかった。
指先からわたしを感じたいって・・・多分、男の人とのセックスみたいに、わたしを感じたいんだなって。
応じるように脚をちょっと開いた。

「・・・いいよ」
「いっぱいほしい」っていうのもおかしいから、言わなかった。

「ね」
「うん・・・」

「いっぱいあげる」

ベトベトになった入り口を押し広げられる。
くにゅっ、て音が聞こえるような感じがして・・・すっ、と二本の指が入り込んでいく。
「・・・ぁ・・・はぁあぁん・・・ん、っ・・・あ・・・じゃすみ、ん・・・」

柔らかい部分の溝を、一つずつ丁寧になぞられた後で一番奥まで入って、内側を擦られる。
ぷくんと膨らんだ突起を指の腹で押えられて、円を描くようにこね回される。
そんなジャスミンの指を、痛いほど締め付けてる。
自分でも信じられないような声を上げながら、上になってるジャスミンにしがみついた。

やけにくちゃくちゃ音がしてる。
そんなに、濡れてるのかな・・・

「・・・ふぅ・・・ん・・・ふ・・・」

わたしのそこに抜き挿ししてるジャスミンの噤んだ口に吸い付いてキスした。

「あん、あぁん、ひあぁっ・・・もぅ、だめ・・・!」

かき回してた指が、ゆっくり曲がってからもっと激しく動く。
肌が脈打ちながら大きなハレーションが頭の中に鳴り響いた後・・・・・・ジャスミンは折り重なるように崩れてきた。


「ごめりんこ」
ぼんやりしながらジャスミンを見ると、ぐったりしたままわたしの上にもたれ掛かって肩で息をしてた。

「ジャスミン、もしかして・・・」
身体が異様に熱くなってて、膝に当たってるそこはわたしのより濡れててベトベトしてる。
ダイレクトに伝わり過ぎたんだと思う。
いつもは手袋してるのに素肌でこんなことしてるもん。

「ウメコのいけず」

力のない声でわたしの鎖骨のすぐ下の辺りを指でなぞりながら言った後、顔が上がる。
虚ろで切なそうな顔。
それがどうしようもないほど色っぽくて可愛いから、抱き寄せて転がりながら今度はわたしが上になる。
「・・・おいでよ、はやく・・・」

その一言に導かれる。
さっきまでわたしを愛してくれてた右手を取って、手の甲にキスした。

「ふあ・・・っ」

指の一本ずつに舌を這わせて、自分の蜜を舐め取った。

「・・・いぁん、ゃ・・・」

指の股も指の腹も、爪の間も一つずつしゃぶった。

それから、左手も同じように舐めしゃぶってからおでこにキスした。
祈るみたいに固く閉じた瞼にキスして、そっと出された舌に舌を絡め合わせた。
キスだけで一つになっていくみたい。
舌も唇の裏も舐め回して尖った顎から首筋を舐め降りていくと、腰がくねって捩れる。
柔らかくて大きい胸の谷間に顔を埋めて、つうっ、と舐めておへそを吸い上げて、舌を挿し込む。

ジャスミンみたいに、上手にしてあげられない。
でも、わたしのやり方で気持ちよくさせてあげたい。

知らないところなんて、触れてないところなんて無いくらいに身体中にキスしてあげたい。

―もっと声聞かせてよ、もっと―

「はぁぁん・・・ウメコ・・・ゃあん・・・」

ことばを纏わせて唇や歯や舌で弄うのに比例して、声が甘く大きくなる。
もじもじ擦り合わせてる膝を割って、足を広げた。

ひくひく震えながら濡れてるそこは、すごく綺麗だった。
蜜があふれて太ももと茂みにべっとりへばり付いてた。


「ふ・・・ひああぁぁっ、あ、ん・・・やだぁ・・・」

両足を浮かせて入り口に唇をかぶせて、舌を差し出してくちゅくちゅこね回した。
花びらみたいな部分を一枚ずつ口に含んだ。
剥き出しになってぷっくり膨らんだ核にチュッと吸い付いたり、舌の腹で舐め上げたりした。
後ろのすぼまりにも、舌先で触れてなぞった。

「ひゃん・・・」

こっち、好きなんだね。
蜜の色が真っ白になって、ねばっこくなってるよ。
持ち上げた足がばたばたして、ふるふるしてるよ。

「・・・ら、めぇ・・・だめ・・・・・・」

だめって言っても、いやいやしても、凄く気持ちよさそうだよ?
もっと可愛い声聞きたくて、舌先を尖らせてチュッと挿し入れた。
次にする時、もっとお尻にキスしてあげるから・・・・・・

ぎしぎし軋むベッドの音、シーツを掴む音、ジャスミンのすすり泣く声と匂いが部屋に混ざり合う。
蜜の匂い、汗の匂い、吐息の匂い・・・頭くらくらしてる。
ジャスミンの左足から右手を離して、左手をつないだ。

「・・・ちょうだ・・・ウメコ、もっと、ちょ、だ・・・い・・・」

ぐいっ、と弓なりに仰け反って汗を飛び散らせながら肌を強張らせた後、ジャスミンの身体からゆっくりと力が抜けていった。
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