二次元キャラ系SSまとめ
前へ | 次へ
┗レミ×ナギサB02
作者:139
◆キャスト
レ ミ…鈴木えみ
ナギサ…新垣結衣
ナギサはじっとりと濡れたその部分に手を入れてみる。
本当はもっと今の光景を眺めていたかったが、そんなことをすればレミに
「あんまり見るなよ……」と怒られてしまうような気もしたからだ。
「あぅっ……!」
ようやく触れてみたその部分からこぼれている愛液は、指ですくってもなお溢れてくるほど彼女の身体を湿らせていて、指を載せて軽く撫でるようにしただけで、レミの一番感じやすい部分を何度も簡単に行き来する。
その行為にレミの身体はすぐにひくひくと軽く痙攣して、なのにそれでも、レミは無意識に快楽から逃げ出そうとしてしまう身体を必死に押しとどめさせている。
その震えを、触れながら直に感じ取っていると、そうするのは初めてじゃないのに、ナギサはレミにとてもひどいことをしているような、申し訳ないような気持ちになる。
さっきまでとはまったく濃度の違う快感がレミを襲っているのだと思うと、ぎゅっと胸が詰まるような気さえして、自分が草どうしたいか、の前に、こんなことを自分がしていいのだろうか、と不安になってしまうのだ。
だけど、たとえ今の自分の行為にレミが本気で嫌がったとしても、ナギサは止めることはできないだろう、と思う。
それは、自分が、レミのことをたまらなく好きだから。
ここまで火のついてしまった想いを、こうすることで少しでもレミにわかってほしかったからだ。
指をその中で動かすたびに、レミは小刻みに身体を反らして甘い声を漏らす。
断続的にこぼれ落ちる、あっ、ああっ、という甘い声。
今ナギサが触れている、その部分を軽くこするだけで、レミはびくびくとつま先にまでその快楽が伝わっているようで、ナギサは無意識のうちに顔を横に背けているレミの表情をちゃんと見たくて、
もう片方の手を頬に置き、少しだけ強引にその顔をこちらに向かせる。
すると、てっきり何か憎まれ口を叩かれるかと思ったら、レミは涙のにじんだ目を細めて、「気持ちいいよ……」
とナギサににっこりと微笑んだ。

しかし、そんな風に微笑んでみせるレミだったが、ナギサがまた指を滑らせ、その部分をいじると、また「あっ……!」と身をよじらせて涙をこぼす。
その光景を見ていると、ナギサは今レミが自分の手で、こんなにも簡単におかしくなってしまうのだ、という事実に征服感をかき立てられ、頭の、いや全身の血が逆流していくような激しい欲望に襲われる。
そして今度こそ本当に、自分の理性のたがが壊れていったのを感じた。
ナギサは自分の衝動を抑えきれず、レミの両足をふいに無理やり深く山なりに折ると、その間にひざまずくようにして、顔をうずめてゆく。両ひざの裏側を持ち上げるようにして手で押さえると、レミは少しだけ驚きながらも小さくうなずいて受け入れてくれる。
ナギサはそれに本格的に許された気分になって、夢中でレミのすっかり膨らんで大きくなっている部分を舐めた。そのたびにひくつく身体は、大きな声こそ出さないが、すでにレミがたとえようもなく感じきっているのを表している。
そこでふと、ナギサは腕をつかまれたような、小さな圧迫感に気付く。
目を上げると、レミはその白く長い指でナギサの腕を弱く握り、愛撫に夢中になっているこちらを、切なげな目をして見つめていたのだった。
「……きて……?」
ごくんと唾を飲み込む音がしたのが、恥ずかしいくらい自分でもよくわかった。
もう、『いいのか』、なんて聞いている余裕さえなくて、ナギサはみっともないくらい即座に、レミの身体を引き寄せ、彼女のそこに自分の身体をあてがってゆく。
「あぁ……っ!」

ふたりで重ねた、今身体の中で一番暑くなっている部分は、こすれあうたびに、くちゅ、くちゅと恥ずかしくて、でもうれしい音を立てる。
ナギサは、レミの身体が少しでも気持ちよくなるよう、身体をずらして、足を絡め、少し自分には無理な体勢になるくらい、ぴったりと身を寄せる。
するとお互いの胸があたって、とてもやわらかくて暖かい気分になるのがうれしかった。
「ああ……好き……ナギサ、好きぃっ」
抱きしめて交差した顔の耳元で、さえずるようにレミが声を上げる。
「あたしも、だ……」
ナギサはその身体をぎゅっと抱えながら、すでに意識が飛んでしまいそうなほど感じている頭の中で、ふたりで一緒に気持ちよくなれるなんて夢のようだ、と、ぼんやり思う。
何度も強く感じる部分を往復するうちに、さっきから指を組むようにしてつないでいた両手に力が入る。
それはもう限界が近づいているのだ、と自分の身体に伝えていて、ナギサは抱き合っていた身体を少し離して、レミをそっと押し倒すと、その顔を見つめながら、再びゆっくりと重ねた部分を動かした。
「あっ……!」
握った手から伝わる、絶対の信頼感と幸福感。
登りつめた後は、またふたりの身体は離れてしまって、ひとつになっていた状態から、ふたつの別々のものに戻ってしまうだろう。それでも今は、この瞬間の幸福を感じあっていたかった。
達してしまうぎりぎりの快感をこらえながら、ナギサは一番愛しい人に一番伝えたい言葉を言うために、ゆっくりと口を開く。
「好きだよ……」
その瞬間、ナギサは、自分の身体が宙に浮いていくのを感じた。

ふたりとも達してしまってから、しばらく抱き合ったのち、ナギサは離れて、服を着ようと身体を起こしかけた。
「レミ、そろそろ……」
しかし、それでもレミは身体を離そうとせず、ぷるぷると首を振る。
「……でも、おまえの姉ちゃんが」
帰ってくるよ、とナギサが言い終える前に、レミは両手をナギサの口元にあて、そっと黙らせると、上目遣いですがるようにナギサを見つめた。
「いい。見られてもいい。あたしはばれちゃってもいい」
「レミ……」
ナギサは返事の代わりに、レミをそっと抱きしめる。
おでこをぶつけて、キスを繰り返すと、レミは子どものような声を上げてうれしそうに何度も求めてくれ、ナギサの心をどこまでも満たしてくれる。
そうしてそのまま、いつしか二人は溶けあうように、幸福な眠りに落ちていった……。
このページの先頭へ | 前へ | 次へ