2007/03/01
┗春子×美雪A01
作者:◆ze3j4io4vc
◆キャスト
大前春子…篠原涼子
森 美雪…加藤あい
[帰社時]
美雪:春子先輩、今夜空いてますか? 先輩に相談事があるんです。
春子:相談事なら他の人に当たってください。それじゃ。
美雪:待ってください、春子先輩!
春子:どうしてバスにまでついてくるんですか?
美雪:春子先輩にどうしても伝えたいことがあるからです。
春子:なら今ここでどうぞ。
美雪:人前では言いにくいことなんです。
春子:そのようなことを私に相談されても困ります。
美雪:いえ、春子先輩なら大丈夫なんです。
春子:どうしてそんなことがあなたに言えるんですか?!
美雪:とにかく二人だけで話をさせてください。
春子:すぐ終わるんですか?
美雪:はい。でも、お店が終わってからでいいです。それまで待ってますから。
[閉店後]
春子:で、相談て何?
美雪:その前に、先輩の部屋って音が外に漏れたりしませんか?
春子:防音は完璧です。
美雪:よかった。だれかに聞かれると恥ずかしいことなので。
春子:私には聞かれてもいいんですか?
美雪:春子先輩はいいんです。
春子:じゃあ、早く言いなさい。
美雪:その前に春子先輩はベッドに座ってください。春子先輩も立っていると話しにくいので。
春子:はいはい、わかりました。
美雪:あの、実は、私、春子先輩のこと好きになっちゃったみたいなんです。
春子:相談というのはそんなことですか?
美雪:はい。
春子:ふざけないで!
美雪:ふざけなんていません! 私は本気です。決心したんです。
春子:何を?
美雪:たとえ春子先輩が拒んでも、春子先輩を押し倒しちゃえって。
春子:ちょ、やめなさい! 一時の感情に流されるなんて馬鹿な真似は――
美雪:一時の感情じゃありません。私やっと気がついたんです。春子先輩が好きだってことに。
春子:あなたは里中主任が好きなんでしょ?!
美雪:それは違います。私、少し優しくされて舞い上がってたんです。本当に好きなのは春子先輩です。